学芸員紹介:高橋工 - 大阪市文化財協会

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学芸員の紹介

高橋 工 TAKAHASHI Takumi

 

日本考古学(主に古墳時代)

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得意分野 古墳時代・甲冑・埴輪・都城
コメント  学生時代は古墳時代鉄製甲冑、研究所では担当する発掘調査で係る遺構・遺物について興味の赴くままに研究をしてきました。就職から15年は長原古墳群と集落遺構の変遷を地形変化と関連付けて総合的に考えてみました。次の10年は難波宮・難波京について、発掘データに忠実に、新しい宮・京のイメージを追及してきました。最後の10年は、これらの問題を日本史の中に位置づけることがテーマになりますが、果たしてできるかどうか…。
おもな仕事

■長原遺跡の発掘調査

・『長原遺跡発掘調査報告』W(長原高廻り1・2号墳)

・『長原遺跡発掘調査報告』[(長原東ムラ中心部)

・『長原遺跡東部地区発掘調査報告』U
(古墳時代〜飛鳥時代長原遺跡の変遷とその意義)

■難波宮跡の発掘調査

・『難波宮址の研究』第十五
(前期難波宮東方官衙と後期難波宮「東南新宮」候補地の提唱)

・『難波見宮址の研究』第二十(前期難波宮造営と土地整備)

■難波京の発掘調査

・『細工谷遺跡発掘調査報告』U(土地整備の実態からみた朱雀大路への疑問)

・『上本町遺跡発掘調査報告』T(条坊路の存在を証明する橋梁遺構)

■鉄製武器・武具の考古学的調査への参画

・大阪城天守閣蔵堺市七観古墳出土遺物の調査(1995年)

・八尾市愛宕塚古墳出土遺物の調査
(1996年・奈良市円照寺墓山古墳出土遺物の調査(2013年〜)

■関西大学文学部非常勤講師

・考古学実習(2002年)

・日本史特殊講義(2003年)

おもな研究業績

■「東アジアにおける甲冑の系統と日本」:『日本考古学』第2号 日本考古学協会(1995年)

■翻訳「学史からみた中国考古学の現状」(趙輝著):『考古学研究』 第47巻1号考古学研究会(2000年6月)

■『平野区誌』(共著)平野区史編集委員会 創元社刊(2005年)

■「大阪府七観古墳1913年出土遺物の研究(共同執筆)」:『マロ塚古墳出土品を中心にした古墳時代中期武器武具の研究』 国立歴史民俗博物館研究報告 第173集(2013年3月)

■「前期・後期難波宮跡の発掘成果」:『難波宮と都城制』 中尾芳治・栄原永遠男編 吉川弘文館刊(2014年7月)

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