学芸員紹介:藤田浩明 - 大阪市文化財協会

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学芸員の紹介

藤田 浩明 FUJITA Hiroaki

 

文化財保存科学

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得意分野 埋蔵文化財の保存処理・調査・研究 近世生活資料の研究
コメント  専門は文化財保存科学です。これまで、トレハロースを用いた出土木製品保存処理方法の開発と実用化についての研究に携わり、この方法を用いて、おもに大阪市内出土木製品の保存処理を行なってきました。また、近世大坂城下町跡出土木製品の保存処理を進めていく中で、どのように使用されていたのかわからない資料について、その使用実態の解明に取り組んできました。
おもな仕事

■大阪市内出土文化財の保存処理

・長原遺跡、加美遺跡、大坂城下町跡出土木製品・金属製品など

■保存処理受託事業

・島根県山持遺跡出土木製品、高知県追手筋遺跡出土木製品の保存処理

・大阪大学所蔵野中古墳出土鉄製品、アリ山古墳出土鉄製品の保存処理など

■大阪大谷大学非常勤講師

・文化財特殊講義W(文化財科学A・平成27年度前期)

■文化財IPMコーディネータ

・文化財IPMコーディネータ資格取得(平成27年)

おもな研究業績

■「出土木製品保存処理の省コスト化・省エネルギー化に向けた研究(その1)
−自然エネルギーを用いたトレハロース含浸処理法の研究−」 共同発表 日本文化財科学会第32回大会研究発表(2015年7月11・12日)

■「出土木製品保存処理の省コスト化・省エネルギー化に向けた研究(その2)
−トレハロース含浸処理液の再生と再利用について−」 共同発表 日本文化財科学会第32回大会研究発表(2015年7月11・12日)

■「ラクチトールからトレハロースへ−糖類含浸法の新展開」 共同執筆 『考古学と自然科学第65号』(2013年9月)

■「トレハロース含浸処理法の開発と実用化」 共同発表 第3回東アジア文化遺産保存国際シンポジウム研究発表(2013年9月5・6日)

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