大阪文化財研究所:大阪文化財研究所とは

TOPページ > 文化財に関する普及と啓発

文化財に関する普及と啓発

普及啓発事業


1.現地説明会

発掘調査を行った遺跡の中で、特に重要な成果があった時には、市民を対象とした「現地説明会」、報道関係者などを対象とした「記者発表」を適宜開催しています。



難波宮跡発掘調査現地説明会のようす(1999年10月23日)

2.講演会

当研究所では、市民に直接語りかけることを目的として、3つの講演会を開催しています。ひとつは 1982年に始まった 「大阪の歴史を掘る」講演会で、年1回秋に実施しています。内容は過去1年間の調査成果の報告と、その時々の話題にあわせた展示です。また、東アジア考古学事情の紹介を主眼においた「東アジアの歴史を探る」講演会は1991年以来、随時開催してきました。ほかにも、1990〜2001年度には長原調査事務所を主会場とした 「文化財講演会」を年3回開催し、年度毎に講演テーマを設けて内容の充実に努めてきました。2002年度からは大阪歴史博物館に場所を移し、「金曜歴史講座」として、より広く市民に向けた講演会を行っています。

上記の講演会の開催のみならず、当研究所では各団体が主催する講演会の企画も行っています。 1984年から当研究所がテーマ、講師の選定などの企画を担当している 「平野住民大学講座」 (公益財団法人平野区画整理記念会館主催、年7回)もそのひとつです。これ以外にも要請があれば、歴史関連の講演会や 大学および各機関の行う研修などにも協力しています。


3.出土資料の展示

遺跡から出土した資料を市民のみなさまに公開するため、難波宮調査事務所内に展示室を開設しています。この難波宮跡資料展示室では難波宮跡・大坂城跡の出土遺物を中心に展示しています。

また、日々増加する新しい発掘成果をいち早く紹介する目的で、大阪市立博物館において、1993年から「大阪市の考古学コーナー」を設け、企画展示・解説を行ってきました。2002年からは新しくできた 大阪歴史博物館8階展示室で、年1回、最新の発掘成果を公開する特集展示をはじめました。

他にも、各団体・学校などの建物内に設けられた展示施設の企画や製作を受託しており、出土資料の活用に努めています。


4 .体験学習

長原調査事務所では小中学生を対象に1993年から2011年まで土器焼き などの体験学習を企画・実施していました。また、難波宮調査事務所では1999年から主に市内の小学6年生を対象にして、史跡難波宮跡の 体験発掘を行っていました。


5.文化財情報『葦火』・『研究紀要』の刊行

市民を購読対象とした大阪市文化財情報『葦火』を年6回刊行しています。誌上では発掘調査を行った遺跡やそこから出土した遺物について紹介しています。定期購読者からはご意見やご感想をいただき、出土した文化財の歴史的意義が多くの市民に理解されるように誌面の充実に心がけています。

1998年からは『研究紀要』を年1冊刊行しています。職員らを主な執筆者とした論文・研究ノート・資料紹介などを掲載し、研究活動の活性化を図っています。


6.その他の普及事業

当研究所では難波宮調査事務所を主体として、「中央区民まつり」への協力や1999〜2001年度には 「難波宮フェスティバル」を主催しました。「中央区民まつり」では、難波宮調査事務所展示室、 古代船なみはや・5世紀代倉庫の復原建物の公開などが実施され、「難波宮フェスティバル」では展示室および発掘調査現場の公開などを行いました。

また、2003年度からは「六反・長原古代市」の催しにも参加しています。

当研究所を訪問する海外の研究者は多く、中国・韓国などの東アジアにとどまらず、欧米諸国に及んでいます。訪問研究者には、安全に配慮したうえで発掘調査に参加してもらう場合もあります。また、職員らとの意見交換の場を設けたり、講演会を開催したりして学術的な研鑽のみならず国際交流にも努めています。1999年12月には、韓国の 嶺南文化財研究院と調査・研究のための姉妹関係を締結し、相互に職員を派遣しています。

ページの先頭に戻る